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シカゴ・ブルズのデリック・ローズは、現地18日のミルウォーキー・バックス戦で2012年以来のプレーオフ出場を果たす。これまで度重なる故障によりチームに貢献できなかったが、「過去は振り返らない」と決意を語った。
ローズはシーズン最優秀選手(MVP)に輝いた2011年のプレーオフでは、イースタン・カンファレンス決勝でマイアミ・ヒートに敗戦。雪辱を期した翌年はプレーオフ1回戦の初戦で負傷し、さらに続くシーズンも棒に振った。2013−14シーズンもシーズン序盤にリタイアし、チームは続けてプレーオフに進出しながらも、序盤で敗れ去った。
ローズは、「もし健康だったらと考えることはあるか」と聞かれると、「それは考えてはいけない」と返答。「それはもう数年前に忘れた。今は今を生きているし、そこにとどめたい」との決意を示した。
今季のブルズはローズやジョアキム・ノアがシーズン中に故障と戦いながらも、50勝を挙げて第3シードを獲得。パウ・ガソル、ジミー・バトラー、マイク・ダンリービーを加えた先発5人はなんとかそろって出場が可能な状態にこぎつけ、期待も高まる。この5人が揃ったとき、ブルズは今季17勝5敗と可能性を感じさせている。
復帰したばかりのローズがシーズン最終戦のアトランタ・ホークス戦の後半をベンチで見守るなど万全の状態とは言えず、不安もある。それでも、ローズは「たいした問題じゃない」と話し、「今でも自分はNBA最高の選手だと信じている」と自信を口にした。(STATS-AP)