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ヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンは今季、チームのエースからシーズン最優秀選手候補と言われるまでに成長した。理由について聞かれると、「集中力だ」と答えた。
ハーデンは今季、1試合平均の得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックのすべてでキャリアハイをマーク。主力センターのドワイト・ハワードが故障により37試合欠場したが、それでも48勝23敗と、チームを強豪ひしめくウェスタンカンファレンス3位に導いている。
ハーデンは、集中力が増した原因は、よりチームメイトを知ることができたことで落ち着いてプレーできていることにあると分析する。自分がシュートを打つべきところやチームメイトにボールを出す場所がわかり、「落ち着くことができれば、ほかのこともできるようになる」と説明した。
また、ハーデンは守備でも貢献している。これまでは、守備をする気がないなどと揶揄されてきたが、今季は守備の貢献度を表す指標の一つで、NBA全体10位の数字を出している。「今は、得点する以外の方法でも試合を左右することができるようになった」と自信も示している。
一方で、ハーデンは今季のハイライトは何かと聞かれると、ハワードが離脱したあとにチームが団結したことだと発言。自身のMVP受賞可能性についてはバスケをするすべての子どもの夢だと認めながらも、「自分にできることは、ベストを尽くして試合に勝とうとすることだけ。ほかのことはついてくる」とチームを強調した。(STATS-AP)