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アフリカ系アメリカ人として史上初めてNBAの試合に出場し、殿堂入りも果たしているアール・ロイド氏が現地26日、86歳で死去した。母校のウェストバージニア州立大が発表した。
ロイド氏は、1950年にワシントン・キャピタルズでNBAデビュー。1955年にはシラキュース・ナショナルズの優勝に貢献し、チームメイトのジム・タッカー氏とともにNBA史上めてリーグ制覇を果たした黒人選手となった。
フォワードとして、キャピタルズ、ナショナルズ、デトロイト・ピストンズでの9シーズンでレギュラーシーズン通算560試合に出場。平均8.4得点、6.4リバウンドをマークした。
引退後は、1968年にピストンズでNBA史上初の黒人アシスタントコーチに就任。1971-72シーズンから1972-73シーズン序盤には同チームでヘッドコーチも務めた。監督としての通算成績は22勝55敗。2003年にNBAへの貢献者として殿堂入りを果たしている。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「NBAのファミリーは家長のひとりを失った。ロイド氏が残したものは、彼が差別撤廃に自ら貢献したこのリーグで今後も引き継がれていく」と故人の偉大な功績を称えた。(STATS-AP)