キングス新HCにG.カール氏就任へ、初陣はオールスターブレーク明け
2015-02-12
サクラメント・キングスが、新たなヘッドコーチ（HC）についてジョージ・カール氏と大筋で合意したことが、交渉に詳しい関係者の話で現地11日、分かった。
キングスは、最終合意のあとで正式な契約を済ませ、数日中に新指揮官就任を発表する見通し。情報筋によると、カール氏のキングスでの初陣は、オールスターブレーク明けの20日に行われるボストン・セルティックス戦になる。
63歳のカール氏は、NBAの歴代監督で通算1000勝に到達した9人のうちの1人。これまでクリーブランド・キャバリアーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、シアトル・スーパーソニックス（現オクラホマシティ・サンダー）、ミルウォーキー・バックス、デンバー・ナゲッツでHCを務め、通算1131勝をマークした。ナゲッツでは、在任期間の9シーズン全てでプレーオフに進出。2012−13シーズンにはNBA最優秀コーチ賞を受賞したが、プレーオフ1回戦で敗れ、オフに解雇された。その後はESPNで解説者を務めている。
キングスのフロント陣とは縁が深く、ピート・ダレッサンドロGMとアシスタントGMのマイク・ブラッツ氏はナゲッツ時代の同僚、チームアドバイザーのクリス・マリン氏は現役時代にウォリアーズ（1986−88）でカール氏の下でプレーした。
キングスは現在、シーズン成績18勝33敗と厳しいシーズンを送っている。シーズン成績11勝13敗の12月にマイク・マローン前HCを解雇し、筆頭アシスタントコーチだったタイロン・コービン氏を暫定HCに昇格させたものの、状況は改善されておらず、過去14戦で12敗。マローン前HC解雇以降の27戦では20敗を喫している。（STATS-AP）
