クリッパーズC.ポールが女性審判批判を釈明「判定に不満だっただけ」
2015-02-07
ロサンゼルス・クリッパーズの司令塔クリス・ポールは現地6日、前日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で女性審判のローレン・ホルトカンプ氏を批判したことについて、判定に納得がいかなかっただけと釈明し、性差別とは無関係であることを明らかにした。
ポールは、キャブス戦の第3Qに急いでインバウンドパスを入れようとした際、新人審判のホルトカンプ氏に止められ、理由を問いただそうとしたところ、テクニカルファウルを取られた。
94対105で敗れた試合後のインタビューでは、「あのテクニカルファウルはひどすぎる。ボールを早くコートに入れようとするのは毎度のことだ。同じことをしたときに、彼女（ホルトカンプ氏）が“ダメ”と言うので、“なぜダメなのか？”と聞いたらテクニカルファウルをコールされた」とコメント。NBA下部組織デベロップメントリーグ（Dリーグ）で6シーズン審判の経験を積んだが、NBAの試合を裁く準備ができていないのかもしれないと、同氏を批判していた。
ポールの発言を受け、審判組合は6日、ホルトカンプ氏の判定を検証した結果、“完全に理にかなっていたと結論づけた”との声明を発表。さらに“ポールの個人的でプロらしからぬコメントを遺憾に思う”と述べた。
ポールは、6日のトロント・ラプターズ戦の前に取材に応じ、「既に伝えたように、昨日は納得のいかない判定について述べただけ。それだけだ」と簡潔に説明した。
NBA選手会のミチェル・ロバーツ事務局長は同日、声明を出し、ポールを強く擁護。自身を北米メジャースポーツの選手会で初の女性代表に据えたのがポールであるとし、同選手が女性を見下したとするいかなる意見も、非常にばかばかしいもので、大きな誤りだとした。（STATS-AP）
