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アトランタ・ホークスのオーナーグループは現地8日、チームを売りに出すことで合意したと発表した。本拠地のフィリップス・アリーナの経営権も一緒に売却され、チームの移転は認めない方針だという。
チームの株式の50.1%を所有するブルース・レベンソン氏率いるグループは、2004年にチームの株式と本拠地の経営権を2億5000万ドル(約298億円)で取得。しかしレベンソン氏が「観客動員数が伸びないのは黒人ファンたちが白人たちに脅威を与えているから」などと人種差別的な内容のメールを2012年に送信していたことが発覚し、売却の判断に至った。残りの株式を保有するグループも、売却で合意に達した。
ホークスは今季27勝8敗とフランチャイズ史上最高のスタートを切っており、観客数は伸びている。昨年、同様にオーナーの人種差別問題で売却に至ったロサンゼルス・クリッパーズが20億ドル(約2390億円)で売れたこともあり、売却には絶好のタイミングと目されている。
アトランタ市長は、ホークスをアトランタにあと30年とどまらせるために、新オーナーには市からの特権を与えることを検討すると発言。なお、ホークスが2018-19シーズン前に本拠地の使用契約を破棄した場合、7500万ドル(約89億円)の違約金が発生することになっている。(STATS-AP)