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現地5日、クリーブランド・キャバリアーズ、オクラホマシティ・サンダー、ニューヨーク・ニックスの3チーム間トレードが成立した。
キャブスはシューティングガードのディオン・ウェイターズをサンダーへ送り、ニックスからガードのJR・スミスとイマン・シャンパートを獲得した。キャブスは、サンダーから2015年のドラフト1巡目指名権(プロテクトあり)も獲得している。
ニックスは、キャブスから控えのルー・アムンドソンとアレックス・カーク、2019年の2巡目指名権、サンダーからフォワードのランス・トーマスを獲得した。
開幕前は優勝候補の筆頭とされながら期待外れのシーズンを送っているキャブス(19勝16敗)は、スーパースターのレブロン・ジェイムスが負傷離脱し、さらに厳しい状況に追い込まれ、ロスターの見直しを迫られていた。
元ドラフト4位指名のウェイターズは過去2年間、チームのトレード候補に挙がっており、今季は先発メンバーとして開幕を迎えたが4試合目からは控えに回っていた。
キャブスのデビッド・グリフィンGMは、「ディオンは可能性に満ちあふれた才能あるプレーヤー。これまで築いた結びつきがあるだけに、このようなトレードは常に決断が難しいものだ」とコメント。その一方で「イマンとJRをクリーブランドに迎えることを大変喜ばしく思う。彼らのサイズと万能性は攻守にわたりチームの助けになるだろう」と新メンバーを歓迎した。
シーズン成績5勝32敗と大きく負け越し、プレーオフ進出への望みがほぼ絶たれているニックスは、今回のトレードでチーム再建に向け財政面で余裕を持たせることに成功した。チームは同日、センターのサミュエル・ダレンベアの解雇も発表。アムンドソンとカークも同様に解雇されるとみられている。
ニックスのフィル・ジャクソン球団社長は「我々は今シーズンを通じ、ファンに披露したいと思っている自分たちのプレースタイルに適した選手を探していくつもりだ。我々は競争力を高めたいと強く願っている。今回の動きは現在のロスターと将来のサラリーキャップにさらなる柔軟性を与えるものだ」と語った。(STATS-AP)