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クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスとカイリー・アービング、ブルックリン・ネッツの複数の選手が現地8日、両チームの試合が行われる前のウォーミングアップ中に「I can’t breathe(息ができない)」と書かれたTシャツを着用した。
これは、今年7月に警官に首を絞められ窒息死した黒人男性のエリック・ガーナーさんの家族に対するサポートを示すもので、ネッツではケビン・ガーネット、デロン・ウィリアムら4選手が試合前に同Tシャツを着用した。
タバコの違法販売容疑に問われたガーナーさんを取り調べ中に羽交い締めにし、窒息死させた警官が不起訴となったことを受け、NBAではシカゴ・ブルズのスター、デリック・ローズが6日の試合前に“I can’t breathe”Tシャツを着用。レブロンは翌7日、自身も1枚欲しいとローズに賛同するコメントを述べていた。Tシャツは、ネッツのガードのジャレット・ジャックから両チームに配られたという。“I can’t breathe”を合言葉とした抗議の動きは、NBAの他NFLの選手の間でも広まっている。
英国のウィリアム王子とキャサリン妃が観戦するネッツ対キャブス戦を前に、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は会見を開き、「デリック・ローズなどの選手たちが深刻な問題に関し、自身の見解を表明したことには敬意を払う。しかし私としては、選手たちがコート上での服装の規定を順守することのほうが望ましい」と語った。
選手には、NBA公式ユニホームプライヤーであるアディダス社のウェアーを着用することが義務づけられている。(STATS-AP)