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NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は現地25日、新アリーナ設立の件でミルウォーキー・バックスの幹部らとの会合に臨み、進捗について好感触を得たと語った。
ニューヨークを拠点とした投資会社幹部のマーク・ラスリー氏とウェズリー・エデンス氏は今年4月、元米上院議員でバックスのオーナーであるハーブ・コール氏から、バックスを買収。ラスリー氏とエデンス氏が1億ドル(約118億円)、コール氏がさらに1億ドルを出資し、投資家を大勢呼び込むということで、新アリーナ建設に動いてきた。
しかし、建設費は4億ドルから5億ドルと巨額。公的資金を投じて穴埋めをするという案は反発を招いている。
こうしたなか会合に臨んだシルバー氏は「このコミュニティには前向きなエネルギーが満ちている。道は険しいが、バックスがコミュニティにもたらす価値について、地元の人々、ファン、幹部ら全員が理解している。そこに疑いはない」と語った。
エデンス氏は、オーナーグループが新たな本拠地探しを精力的に行っていると語り、1カ月以内にアリーナの場所が決まるよう願っているとコメント。そうすれば、デザインなど詳細を正式に決定することができるようになり、資金面についても前進が見込まれると語った。
なお、2017年末までに新アリーナ建設が開始されない場合は、購入契約の条項に従い、リーグ側がエデンス氏とラスリー氏から球団を買収することが可能となる。(STATS-AP)