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NBA選手会の事務局長を務めるミシェル・ロバーツ氏は現地20日、前日にリーグからシャーロット・ホーネッツのジェフェリー・テイラーに対して下された24試合の出場停止処分(無報酬)について、行き過ぎたものであり、CBA(統一労働協約)に抵触するものだと発言し、処分軽減を求めた。
ロバーツ氏は、選手会はすぐにでも申し立てを行う準備ができているともコメント。ただし、それを行うかどうかは、テイラー本人の意向に委ねるとしている。
テイラーは9月25日朝、ミシガン州イーストランシング市内のホテルで交際中の女性と口論になり逮捕された。同選手の逮捕について調査を行っていたNBAの声明によると、テイラーと女性はホテルの部屋で泥酔し、怒鳴り合いのケンカに発展。ケンカはエスカレートし、テイラーは女性の頭や腕にケガを負わせ、ホテルの壁を殴って穴を開けるなどしたという。
テイラーには18カ月の保護監察処分が科されたが、NBAも同選手に対して24試合の出場停止という重い処分を科した。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「今回の処分はNBAの利益と信頼を守るために必要な措置である。ミスター・テイラーの行為は法律違反であり、個人的な見解としては、モラルの基準を満たしておらず、NBAに対し悪影響と弊害をもたらすものである」と処分の理由を明かしている。
しかし、これに対してロバーツ氏は今回の停止処分はNBAの歴史上で最も長いものの一つだとコメントしており、「コミッショナーとはいえ、現在の規律に関わるルールを書き換えたり、先例を無視する権限はないはずだ」と、苦言を呈している。(STATS-AP)