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ブルックリン・ネッツの筆頭オーナー、ミハイル・プロホロフ氏が現地3日、チームの経営権を手放す意思がないと明言するとともに、昨シーズンに計上した巨額の赤字についても“大したことはない”と軽視した。
プロホロフ氏は先月、持ち株の一部を売却する話し合いを進めていると報じられた。ネッツのビリー・キングGMはそうした報道を受け、プロホロフ氏には自身が保有する過半数の球団株を売る考えはないと説明していた。
プロホロフ氏は、ホーム開幕戦の前に会見を開き「チームの経営権を放棄するつもりはないというのが私の立場だ。経営権を奪われないのであれば、誰かが好条件をオファーしてくれるのは大歓迎だ。急を要することではないが、話を聞くだけなら悪いことではないと思う」と述べた。
ユーモアあふれるトークでバスケットボールのビジネスについて語った同氏は、ジェイソン・キッド前HC(現ミルウォーキー・バックスHC)が1シーズンのみでチームを去ったことについてもジョークを交えながら言及。しかし「ネッツが腹を立てることはない。この借りをコートで返すべきだ」と対戦でのリベンジを誓った。
大富豪のロシア人オーナーは、2010年にチームを買収。当時、5年以内のリーグ制覇を目標に掲げ、昨季には大金をつぎ込み大型補強を敢行したが、今季も優勝を狙えるチームとは言い難い。プロホロフ氏は「今でも優勝への思いは変わらない。多くのことが上手く運べば、可能かもしれない」と語った。(STATS-AP)