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クリーブランド・キャバリアーズは現地22日、2013年の対マイアミ・ヒート戦の試合中にコートに乱入し、本拠地クイックン・ローンズ・アリーナに出入り禁止となっていた男性ファンへの処分を解除した。
アリーナ出入り禁止処分を受けていた、キャブスファンのジェイムス・ブレア氏は、2013年3月20日に行われた本拠地でのヒート戦で、胸に「We Miss You(君がいなくて寂しいよ)」、背中に「2014 Come Back(2014年に戻ってきて)」と書かれたお手製のTシャツを着て試合中のコートに乱入。当時ヒートに所属していたNBAのスーパースター、レブロン・ジェイムスに、キャブスへの復帰を訴えた。警備員にすぐに取り押さえられたが、レブロンはコートから追い出されるブレア氏の頭を軽くたたいてコミュニケーションを取るなど、ハプニングに冷静に対処していた。
キャブスは22日、ブレア氏と面会した上で警備上の問題を引き起こすことはないと判断したとし、同氏に科していた無期限出入り禁止処分を解除すると発表。制裁解除については、今夏にレブロンがキャブスと再契約を結ぶ前から、検討を始めていたと説明した。なお、レブロン本人には意見を求めていないとのこと。
レブロンは当時、ブレア氏を危険人物だと思わなかったと語っており、「彼には、頼むから戻ってきてほしいと言われたんだ。同じようなことは(マジソン・スクエア・)ガーデンでも経験済だし、特に心配はなかったよ」と述べていた。
同試合では、レブロンが25得点を挙げたヒートが、第3Qの27点ビハインドをひっくり返す大逆転劇で、NBA史上2番目に長い24連勝を達成。また、巨大スコアボートの不具合で試合開始が35分遅れるなど、ブレア氏の乱入以外にも様々な出来事が起こった。レブロンは後に「人生の中で最も奇妙な忘れられない日となった」と振り返っている。(STATS-AP)