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オーナーの人種差別問題に揺れるホークス 公民権運動指導者と面会へ
2014-09-09

 アトランタ・ホークスのオーナーが黒人への人種差別的表現を含んだメールを2年前に送っていたことを公表し、謝罪したことを受け、同球団は現地8日、公民権運動指導者との面会要求に応じることを発表した。

 マーケル・ハッチンス牧師は、ホークスにまん延している人種差別的意識への懸念について話し合いたいと語った。

 ホークスの本拠地フィリップス・アリーナの外で記者会見を行ったハッチンス牧師は「アトランタ・ホークスの指導者にはびこる人種差別と偏見の文化はアトランタの街にとって恥ずべきもの。人種間の関係におけるアトランタのすばらしい歴史と、米国及び世界のリーダーとしてのこの街の歴史を汚している」と語った。

 ホークスによると、この2日間で面会を行う見通しだが、詳細はまだ調整中だという。

 ホークスのスティーブ・クーニン最高経営責任者(CEO)は「彼らの意見に耳を傾け、懸念を解消したい」と真摯に対応していく姿勢を見せた。

 ホークスの共同オーナーであるブルース・リーベンソン氏は7日、2年前に共同オーナー兼GMのダニー・フェリー氏に対し、黒人ファンの存在が白人ファンを遠ざけているとしたメールを送ったことを謝罪。球団の経営権を売却する意向を示した。

 リーベンソン氏は7月、リーグに自身の送信した不適切なメールについて、自己申告していた。

 NBAでは前月、ロサンゼルス・クリッパーズの前オーナーであるドナルド・スターリング氏の人種差別的発言を発端とした売却問題が解決したばかりだった。(STATS-AP)

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