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FIBAバスケットボール・ワールドカップ(旧世界選手権)は現地6日、スペインでベスト16による決勝トーナメントを行い、米国は86対63でメキシコに圧勝。ステファン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がスリーポイントシュート6本成功させるなど20得点をマークし、チームのベスト8進出をけん引した。
カリーは10本中7本のフィールドゴール(FG)を沈め、大会序盤の不振を乗り越え、尻上がりに調子を上げてきている。カリーは、4年前のトルコ大会で若い米国代表チームが金メダルを獲得した時と似ているとし、チームは試合ごとに成長していると語った。
42対27の15点リードで前半を折り返した米国は、第3Qにカリーがスリーポイントシュートを立て続けに2本成功。カリーはさらに2本連続でFGを決めると、デマーカス・カズンズがレイアップシュートで続き、第3Q残り約4分の時点で57対30とメキシコを大きく引き離し勝負の行方を決めた。
米国ではそのほか、カリーの同僚クレイ・トンプソンが15得点、ジェイムス・ハーデンが12得点をマーク。途中出場のカズンズは全5本のFGを決めるなど11得点、7リバウンドと、またも力強いパフォーマンスを披露し、マイク・シャシェフスキーHCから称賛を受けた。
米国は9日の準々決勝でスロベニアと対戦することが決まった。なお、米国は8月26日のテストマッチでスロベニアを101対71で下している。
2013FIBAアメリカ選手権優勝のメキシコでは、昨年アトランタ・ホークスに所属したグスタボ・アヨンが第2Qに10得点を挙げるなど、チーム最多の25得点をマーク。同選手の奮闘もあり、メキシコは第2Qに一時は17対25と1桁差にしたが、すぐ米国に2桁差に戻された。
国境を接する米国とメキシコだが、両チームが顔を合わせるのは2007年のオリンピック予選トーナメント以来。ワールドカップでは1967年以来と久々の対戦となった。(STATS-AP)