新オーナー迎えたクリッパーズ、D.リバースHCと5年の契約延長
ロサンゼルス・クリッパーズは現地27日、ドック・リバースHCとの契約を5年間延長したことを発表した。
先日、クリッパーズを買収したスティーブ・バルマー氏は、オーナー就任後初の大仕事として、リバースHCとの契約を2018-19シーズンまで延長した。バルマー氏は、リバースHCにチームリーダーとして長く留まってもらうことは、優先事項の1つだったと語った。
リバースHCは、前オーナーのドナルド・スターリング氏による人種差別的発言でチームが混乱した間も安定した影響力を持っていた。
バルマー氏は「ドックはコーチや幹部としてリーグ最高の1人であるだけでなく、クリッパーズが象徴するハードコア（徹底的）で、熱心で、回復力があるチームカラーと勝者のカルチャーを絶えず体現している」とリバースHCを絶賛した。
クリッパーズのディック・パーソンズ暫定CEOは、スターリング氏と別居中の妻による球団売却を巡る裁判で、もしスターリング氏が勝訴しオーナーとしてチームに留まった場合、リバースHCは退団するだろうと証言していた。
リバースHC本人は前週、「正直なところ、その必要はないだろうと思っていたが、我々の多くにそうする意思があったことは間違いない」とコメント。NBAのゲームを愛し、チームへのサポートに意欲を燃やすバルマー氏をオーナーに迎えた球団の、新たなスタートに期待を寄せた。
リバースHCは、2013年6月にクリッパーズに加入。フロントとしては、2カ月前にバスケットボールオペレーション部門の上級副社長から社長に昇格している。
昨シーズンは球団史上最高の57勝25敗の成績を残し、パシフィック地区で2連覇を達成。プレーオフではウェスタン・カンファレンス準決勝でオクラホマシティ・サンダーに敗れた。
通算成績はレギュラーシーズン644勝498敗、プレーオフ70勝64敗。クリッパーズの前に監督を務めたボストン・セルティックスで2008年にリーグ優勝を果たしている。オーランド・マジックでも指揮官を務めた。
