K.ラブが入団会見、キャブス移籍の決め手はレブロンからの電話
ミネソタ・ティンバーウルブズからクリーブランド・キャバリアーズにトレード移籍したオールスターフォワードのケビン・ラブ（25）が、現地26日に入団会見に臨み、キャブスでのリーグ制覇に意欲をみせた。
キャブス、ウルブズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの3チームによる超大型トレードでキャブスに入団したラブは、記者会見の席で、移籍を決断する決め手となったレブロン・ジェイムスとのエピソードを明かした。7月にレブロンからクリーブランドで一緒にプレーをしてみないかと電話で尋ねられ、「その話に乗った」と答えたという。
ビッグマンながらアウトサイドのシュートにも強いラブは来夏、現行の契約を破棄しフリーエージェントになることができる。しかし残留の意向を示すとともに「このチームに身も心も捧げる」と述べ、何年かかってもキャブスでNBAタイトルを獲得すると誓った。
プロ入りからの6シーズンで、一度もプレーオフ進出を果たすことができなかったウルブズについては、いい経験をさせてもらったと振り返るだろうとコメント。「ミネソタの人々はいい人たちで、ファンも素晴らしかった。彼らは勝ち負けに関わらず、いつでも試合に足を運んでくれた。すばらしい6年間で、とても楽しい日々だった。いいことを挙げたら切りがないよ」と古巣に感謝の意を述べた。
キャブスでの背番号は「0」に決まった。大学とウルブズで着用した42番とオリンピック米国代表の11番は、いずれもキャブスの永久欠番となっているため、オレゴンでの少年時代に初めて着用した0番が選ばれた。ラブは「新たなスタートを切るチャンスだから「0」が自分にピッタリだと思って決めた」と語った。
レブロン、カイリー・アービングにラブが加わったことで、キャブスに超強力なトリオが誕生。昨季わずか33勝のチームが、一躍優勝候補に躍り出た。
