米国代表がドミニカ共和国代表に43点差で圧勝、D.ローズは欠場
今月末に開幕するスペインワールドカップに出場する米国代表チームは現地20日、ニューヨークでドミニカ共和国代表チームとテストマッチを行い、105対62で貫録勝ち。デリック・ローズ（シカゴ・ブルズ）に代わって先発したカイリー・アービング（クリーブランド・キャバリアーズ）が、全5本のフィールドゴール（FG）を完璧に決め、12得点で勝利に貢献した。
米国は試合開始直後にドミニカ共和国に6対4とリードを許したが、そこから14点を連取し18対6と一気に点差を広げる。前半にそれぞれ10点をマークしたジェイムス・ハーデン（ヒューストン・ロケッツ）とクレイ・トンプソン（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）の活躍などで、ハーフタイムまでに53対31と大量リードを奪い、控え選手中心の後半にさらにリードを広げた。
ハーデンは12得点、ルディ・ゲイ（サクラメント・キングス）とダマー・デローザン（トロント・ラプターズ）がそれぞれ13得点をマーク。チャンドラー・パーソンズ（ロケッツ）、カイル・コーバー（アトランタ・ホークス）、メイソン・プラムリー（ブルックリン・ネッツ）の3選手は出場しなかった。
敗れたドミニカ共和国は、ロケッツのフォワードのフランシスコ・ガルシアが14得点と気を吐いた。
両チームはワールドカップ予選ラウンドで、再び顔を合わせる。
2度の膝の手術で過去2シーズンの大半の欠場を余儀なくされたローズは、勝利した16日のブラジル代表チームとのテストマッチには先発出場したが、ここ2日間はチーム練習を回避しており、この日も休養のため欠場。最終メンバー決定の時期も迫っていることから、ローズ以外の選手のプレーを長く見たいという米国代表のマイク・シャシェフスキーHCの意向もあったとチーム関係者は語っている。
米国代表の候補者は現在16名で、ワールドカップ開幕までに最終メンバーの12名に絞られる。
