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現地10日、2014年ドラフト全体1位のアンドリュー・ウィギンス(クリーブランド・キャバリアーズ)が、長期的な視野で自身の将来を考え、ミネソタ・ティンバーウルブズへのトレードを望んでいることが明らかになった。
大豊作と呼ばれた今年のドラフトのなかで、全体1位でキャブスから指名を受けたウィギンス。しかし、キャブスは現在ウルブズのケビン・ラブ獲得を目指しており、その交渉材料としてウィギンスを差し出そうとしている。
そんななか、ウィギンスは10日にカンザスシティで開催されたバスケットボールキャンプに参加。このキャンプの場で、母校カンザス大の恩師ビル・セルフHCに対し、トレードを希望している旨を明かしたという。この日集まった報道陣に対し、ウィギンス自身は何も語らなかったが、セルフHCが口を開いた。
セルフHCは「トレード話が浮上して以来、我々は話し合っている。アンドリューは『トレードされたい』と伝えてきた。私は『そんなはずはない』と聞き返したんだが、彼は『監督、僕は確かに望んでいるんです。自分の性格と、すべきことを考えると、その方がいい。チームの戦力になることを辛抱強く待ってくれる場所よりも、何かを背負わされるような環境の方がいいと思っています』と話した」とコメント。ウィギンス自身は、将来を見据え、厳しい環境に身を置くことを望んでいると明かした。
なお、キャブスとウルブズのトレードに関しては、キャブスがケビン・ラブ獲得の見返りとしてウィギンスとアンソニー・ベネットに加え、将来的なドラフト1巡指名権をウルブズに差し出すことで前週合意に達したと複数メディアが報じている。ただし、リーグのルール上、新人契約を結んだウィギンスは8月23日までトレードに出せないため、正式契約はそれ以降ということになる。(STATS-AP)