スペインW杯断念のM.ジノビリ、アルゼンチン代表から引退の意向
2014-08-10
アルゼンチン代表から引退する見通しであることが分かったM.ジノビリ（写真提供：Getty Images）
バスケットボールのスペインワールドカップへの出場を故障により断念することになったアルゼンチン代表でサンアントニオ・スパーズのガード、マヌ・ジノビリが、同国の代表から引退する見通しであることが分かった。
ロイター通信によると、37歳のジノビリは9日付けのアルゼンチン紙『ラ・ナシオン』に掲載されたインタビューで、代表として今後プレーする可能性について98％ないと語ったという。
ジノビリは6月、スパーズのリーグ制覇に貢献。ワールドカップへの出場に意欲をみせていたが、チームは疲労骨折を理由に同選手に大会出場許可を与えなかった。
NBAと国際バスケットボール連盟（FIBA）には、代表への招集要請を断れるのは選手のみという取り決めがあるが、“医学的に妥当な懸念”があった場合にはチームにも適用される。
ジノビリは、普段の生活を送っているかぎりは痛みを感じないが、ジャンプをしたときや、押したとき、フロアで走っていてブレーキをかけたときなどに痛み出すと語っている。
ジノビリはアルゼンチン代表として、インディアナポリスでの2002年世界選手権で銀メダル、2004年アテネ五輪で金メダル、2008年北京五輪で銅メダルを獲得。スパーズでは2002年の入団以来、4度のリーグ優勝を果たしている。
