NBAエキシビションゲーム、来夏の南アフリカ開催を計画
2014-08-06
NBA副コミッショナーのマーク・テイタム氏は現地5日、リーグが展開する「国境なきバスケットボール（Basketball without Borders）」が開催されている南アフリカのヨハネスブルグでの、エキシビションゲームの計画を発表。米国プロリーグとして初めてアフリカ大陸で試合を行うことについて、バスケットボールをアフリカに普及させるという決意が発展したものと述べた。収益の全ては慈善団体に寄付されるという。
参加する選手や、収益金がどの団体に送られるかなどの詳細は未定だという。NBAでは1日、インディアナ・ペイサーズのポール・ジョージが米国代表のエキシビションゲーム中に足を骨折したが、テイタム氏は、このことで選手たちが協力に後ろ向きになることはないと考えており「リーグを世界に広めていく上で、選手たちの関わりは非常に重要。彼らもそのことを理解している」と電話取材で語った。
NBAは2003年に初めて南アフリカでキャンプを開催して以来、ほぼ毎年同様のキャンプを実施。今年は、トロント・ラプターズのドウェイン・ケイシーHC、デンバー・ナゲッツのブライアン・ショーHC、ブルックリン・ネッツのライオネル・ホリンズ新HCらが指導者として参加し、アフリカの若いトッププレーヤー60名がクリニックなどを受ける。参加選手からはNBA選手も誕生しており、2011年に参加したカメルーン出身のジョエル・エンビードは、今年6月のドラフトで全体3位指名されフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団した。
