A.シルバー氏のクリッパーズ・オーナー問題対応を前コミッショナーが称賛
2014-07-31
現地30日、前NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏は、ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーのドナルド・スターリング氏が人種差別的発言をした問題について、後継者のアダム・シルバー氏が適切に対処しているとし、リーグにとって良い結果に終わるだろうと語った。
電話取材に応じたスターン氏は、この“ドナルド・スターリング問題”に対し、現NBAコミッショナーのシルバー氏はすばらしい対応を見せたと称賛。“断固とした態度”を崩さぬ一方で、同時に“哀れみ深い面”も示していると評価した。
シルバー氏は、スターリング氏の問題発言が録音された音声テープが公になってすぐに、同氏に罰金250万ドル（約2億6000万円）とリーグからの永久追放処分という厳罰を科した。その後、スターリング氏の妻シェリーさんは、NBA最高額の20億ドル（約2056億円）でマイクロソフト前最高経営責任者（CEO）のスティーブ・バルマー氏へクリッパーズを売却することに合意。スターリング氏は売却を阻止するため裁判で争う構えを崩していないが、リーグは球団売買の取引が近々完了すると見ている。
スターン氏は、30年間にわたりNBAコミッショナーを務めた後、今年2月に引退。現在はリーグのアドバイザーを務めており、シルバー氏と頻繁に連絡を取り合っている。来週行われる式典で、バスケットボール殿堂入りを果たす。（STATS-AP）
