NBA選手会が事務局長にM.ロバーツ氏を選出 北米プロスポーツ初の女性リーダー誕生
2014-07-30
NBA選手会は現地29日、選手会事務局長にワシントンで活躍する法廷弁護士のミシェル・ロバーツ氏を選出。北米プロスポーツの選手会で初めて女性のリーダーが誕生した。ロバーツ氏はビリー・ハンター氏の後任となる。
ラスベガスで行われた選手ミーティングでの最終投票でロバーツ氏は、36票中32票を獲得。圧倒的多数でテクノロジー業界の最高経営責任者（CEO）ディーン・ガーフィールド氏とダラス・マーベリックスCEOのターデマ・ユーザリィ氏を押さえての選出となった。
『ワシトン・マガジン』からワシントンで最も有能な法廷弁護士と呼ばれているロバーツ氏は電話取材に応じ「選手たちが求めていたのは男性でもなく、女性でもなく、パーソナリティーを備えた人物でした。私には彼らが探していたパーソナリティーがあるのだと思います」とコメント。選手たちの期待に応えるよう全力を尽くすと意気込みを見せた。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、声明でロバーツ氏を祝福し、「選手とチームとのパートナー関係がこのリーグを支えている。選手会とこれからも協力し、その関係を構築することを切望している」と語った。
前任のハンター氏を2013年2月に追放して以来、300人以上の候補者の名前が挙がるなど、難航した後任探しはようやく決着。2017年には選手会かリーグ側が現行の労使協定を破棄することが可能となるが、人選に17カ月を要したことで労使交渉の準備期間は2年足らずとなった。（STATS-AP）
