D.ウェイドがヒートと再契約、“ビッグツー”の残留が決定
今夏にマイアミ・ヒートとの契約を破棄しフリーエージェント（FA）になったドウェイン・ウェイドが現地15日、ヒートとの新たな契約にサインした。
契約内容は発表されていないが、情報筋によると契約期間は2年で、2年目がプレーヤーオプションとなっている。来季の年俸は、もともと支払われるはずだった2020万ドル（約20億6000万円）を下回る見通しだという。
ウェイドは同日、声明を発表し「キャリアの全てをマイアミ・ヒートの一員として過ごし、偉大なこの街に3度の優勝をもたらしたことを誇りに思っている」とコメント。また、ホームアリーナに掲げられている3つの優勝バナーの下に立っている自身の写真をツイッターに投稿し、「ホームとはハートのある場所…、マイホーム、マイシティー、マイハウス」とファンに再契約の報告をした。
ヒートのパット・ライリー球団社長は、ウェイドが4年前の再契約時と同様に犠牲を受け入れたとコメント。「ドウェインは11年前にヒートに加わったその日から、球団の要だった。チームへの忠誠心を示し続け、優勝のために自己犠牲をいとわなかった。今回も同じだ」と語った。今回のウェイドの契約は、ウェイド自身とチームの将来に柔軟性を与えるものとなった。
来季にNBA12シーズン目を迎えるウェイドは、キャリアを通じてヒート一筋でプレー。出場試合数、得点、アシスト、スティールの通算成績でチーム歴代1位の記録を保持し、2006年、2012年、2013年と3度のリーグ優勝に貢献した。
今夏にFAなったヒートの“ビッグスリー”のうち、レブロン・ジェイムスは古巣のクリーブランド・キャバリアーズへの復帰を決断したが、ウェイドとクリス・ボッシュは残留が決定。来季からは“ビッグツー”として、チームをけん引する。
またヒートは同日、週末に契約合意に至っていたFAのルオル・デンと2000万ドル（約20億3000万円）の2年契約に正式にサインした。（STATS-AP）
