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レブロンが古巣キャブスへの復帰を発表 「クリーブランドでなければマイアミを去ることはなかった」
2014-07-12
レブロン・ジェイムス
レブロンが古巣キャブスへの復帰を発表した。(写真提供:Getty Images)

 マイアミ・ヒートからフリーエージェント(FA)になった今夏の移籍市場最大の目玉、レブロン・ジェイムスが現地11日、スポーツ専門雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』のウェブサイトに掲載の手記の中で、故郷のチームであり古巣のクリーブランド・キャバリアーズへの移籍を発表した。

 リーグ全体が動向を見守った2週間にわたるレブロンの移籍劇は、キャブスへの復帰というエンディングで幕を閉じた。レブロンは手記の中で「他のチームのことも考えはしたが、クリーブランドでなければマイアミを去ることはなかっただろう。時がたつほどに、正しい決断に思えた。そのことをうれしく思う」とコメント。契約書へのサインはまだだが、来季からキャブスのユニホームに袖を通すことを明言した。

 「クリーブランドを去ったとき、使命を背負った。リーグ優勝を追い求め、2度達成した。しかし、マイアミはその喜びを既に知っていた。私たちの街は随分長い間、その感動を味わっていない。できるかぎり多く優勝するという目標は今でも変わっていない。ただ自分にとって最も大事なのは、再び北東オハイオにトロフィーをもたらすことだ」と語った。

 クリーブランド近郊のアクロンで生まれ育ち、高校時代に“The Chosen One(選ばれし者)”の異名をとったリーグナンバーワンのオールラウンドプレーヤーは、プロ入りからの7シーズンをキャブスでプレー。リーグ制覇を成し遂げるため2010年にチームを去り、ヒートで親友のドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュと“ビッグスリー”を結成した。

 4年前は、ヒートへの移籍を裏切り行為と取ったファンがレブロンのユニホームを燃やすなど、地元のヒーローから一気に悪者に転落したが、この日、全てが許された。2010年夏にレブロンを痛烈に批判したオーナーのダン・ギルバート氏もツイッター上で「キャブスファン、そしてクリーブランド、オハイオの人々にとってすばらしいことだ。彼ら以上に勝者にふさわしい者はいないのだから」と“キング”の帰還を喜んだ。(STATS-AP)

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