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サンアントニオ・スパーズは現地9日、グレッグ・ポポビッチHC(65)と複数年の延長契約で合意したと発表した。契約の詳細については明かされていない。
昨季NBAファイナルでマイアミ・ヒートを下し、5度目のリーグ制覇を果たしたスパーズは、まず大黒柱ティム・ダンカンの現役続行を確認。パティ・ミルズとボリス・ディーオウの引き止めにも成功。2014年優勝メンバーの大部分が新シーズンも戻ってくることとなり、ポポビッチHCが就任19シーズン目の来季も指揮を執ることは規定路線と見られていた。
ポポビッチHCらしく、延長契約について特にコメントはなし。PC・ビュフォードGMとオーナーのピーター・ホルト氏からのコメントもなかった。
引退の噂が年々広まる中、ポポビッチHCは18シーズン目の昨季もブレーキを緩める気配を見せず、レギュラーシーズンでリーグ最多の62勝をマーク。リーグ史上3人目となる3度目のコーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いた。プレーオフでは昨年のNBAファイナルでヒートに敗れた雪辱を果たし、チームを5度目の頂点に導いた。
通算成績はプレーオフも含め1116勝533敗。シーズン50勝以上を15シーズン連続、合計16回マークしている。1996年の監督初就任から現在までスパーズ一筋で、米4大メジャースポーツでは最も長い在任期間となる。(STATS-AP)