キャブスがD.ブラット新HCのお披露目記者会見
クリーブランド・キャバリアーズは現地25日、デビッド・ブラット新HCの就任記者会見を開いた。監督として欧州で数々の実績を収めながらも、NBAは今回が初挑戦となるブラット新HCは「私はバスケットボールのコーチである」と、舞台は変われど大きな違いはないと、自身のスタンスを語った。
ブラット新HCは、この20年間はイスラエルで指揮を執り、欧州で数々の優勝を経験。2012年ロンドン五輪では、ロシア代表監督としてチームを銅メダル獲得に導いた。今季は、マッカビ・テルアビブをユーロ王者に導いた後、辞任した。
プロバスケットボール最大の舞台に挑む準備はできているというブラット新HCは「もちろんチャレンジだが、みんなが思うほど試合に違いはない。プレー時間はNBAのほうが少し長い。身体能力とコートでのスピードは違うかもしれない。でも野球やサッカーをやっているわけではない。同じバスケットボールのゲームだ」と話し、欧州バスケからNBAへの移行はそれほど難しいことではないとした。
また、今までの肩書きにこだわることなく、自身についてイスラエルの監督でもなければ、欧州の監督でもないとし「私はバスケットボールのコーチだ」とコメント。守備より攻撃を重視することもないと話した。
デビッド・グリフィンGMは「彼は、我々が監督の条件として挙げていた全てのものを具現化したような人物。情熱とクリエイティビティーがあり、知性も兼ね備えている。正真正銘のリーダーだ」と、新たな指揮官に期待を寄せた。
ブラット新HCは、マイク・ブラウン前HCの下で昨季33勝49敗と期待外れに終わったチームを引き継ぐ。キャブスは、翌日に控えたNBAドラフトの全体1位指名権を持っている。また今オフには、7月1日にフリーエージェントになるレブロン・ジェイムスの争奪戦に参戦する予定だ。（STATS-AP）
