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マイアミ・ヒートのレブロン・ジェイムスが現地24日、代理人を通じて残りの2年間の契約を破棄することをチームに伝えた。これによりレブロンは、7月1日にフリーエージェント(FA)になる。
レブロンはFA宣言をしたことで、ヒートを含めたリーグの全てのチームと自由に契約を結べるようになる。ヒートのパット・ライリー球団社長は、レブロンがアーリー・タ―ミネーション・オプションを利用することを“見越していた”と語った。
ライリー球団社長は、「レブロンと彼の代理人とテーブルにつき、我々の今後について話し合うことを楽しみにしている」と、再契約に自信を覗かせた。
チームはしばらく前から、レブロンがFAになることへの準備を進めていた。レブロン、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュの3選手は、2010年7月にヒートと6年契約を結び、ビッグスリーを結成。しかし、それぞれの契約には、選手とチーム両者に財政的な柔軟性をもたせる目的で、今夏か2015年夏に契約を打ち切ることができるオプションが含まれていた。
レブロンは、残りの2年間で4270万ドル(約43億5000万円)を受け取る予定だった。残留をする場合、サラリーキャップとラグジュアリー・タックス(贅沢税/年俸総額超過に伴う課徴金)の構造内でチームに融通が利くような契約を受け入れる可能性もある。
ウェイドとボッシュは、これまで残留の意向を示していたが、オプション行使について、いまだ態度を明らかにしていない。レブロン同様にオプトアウト(契約破棄)した上で減俸をのめば、ヒートはロスターのアップグレードのためのさらなる軍資金を得ることとなる。
レブロンは、ヒートでの4シーズン全てでNBAファイナルに進出し、そのうち2度リーグ制覇を達成。今季は平均27.1得点をマークした。(STATS-AP)