キャブス監督に欧州リーグの名将、D.ブラット氏が就任
2014-06-21
クリーブランド・キャバリアーズは現地20日、39日間に及ぶ新監督探しの末、欧州バスケットボールの名将の一人であるデビッド・ブラット氏（55）と契約を結んだ。
報じられているところによると、契約期間は3年間で、4年目がチームオプション。NBAドラフト前日の25日までに就任記者会見が開かれる予定だ。
米国生まれプリンストン大出身のブラット氏は、イスラエルでチームを複数回リーグ優勝に導き、2012年ロンドン五輪ではロシア代表監督として銅メダル獲得に貢献。NBAの監督になるという長年の夢をかなえるため、最近、今季ユーロリーグ王者のマッカビ・テルアビブを退団していた。
今季33勝49敗で4年連続でプレーオフを逃したキャブスは5月12日、就任1年目のマイク・ブラウンHCを解雇していた。ブラット氏は、この3年間で3人目の監督となる。
チームはブラウン前HCの下、守備力を向上させたが、オフェンスでは課題が山積み。ブラット氏は、プリンストン大時代にポイントガードとして殿堂入り監督のピート・キャリルHCの指導を受け、パス＆カットを駆使したオフェンスシステムに精通しており、攻撃力の向上に期待がかかる。
キャブスオーナーのダン・ギルバート氏はブラット氏について「プロバスケで最も革新的なアプローチをチームにもたらしてくれるはずだ。彼がロシアやイスラエルなどで監督として再三にわたりやってきたことはだた1つ、『勝つこと』だ」とコメントした。
デビッド・グリフィンGMは「デビッドの仕事ぶりを長年見てきた。選手たちの才能を最大限に引き出すため、自身のシステムを適合させる並外れた能力を持つ。NBAにもスムーズに適応できると確信している」と語った。（STATS-AP）
