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来季の契約を破棄し、7月にフリージェント(FA)になることが濃厚なニューヨーク・ニックスのカーメロ・アンソニー。残留か移籍かで去就に注目が集まるアンソニーだが、すぐに優勝が狙えるチームへの移籍に気持が傾いているようだ。リーグ関係者の話として、米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が現地14日、伝えた。
同サイトがリーグ関係者の話として伝えたところによると、チームのフロント陣は13日、カーメロと面会したが、同選手の考えは変わらなかった。フィル・ジャクソン新球団社長がどの程度の短期間でチームを強豪に改造できるかという点において、不透明な部分が多すぎるためだという。
移籍先候補としてリードしているのは、ヒューストン・ロケッツとシカゴ・ブルズになるもよう。両チームは今夏のカーメロ獲得に向け、サラリーキャップ枠確保に積極的に動いており、ニックスとのサイン&トレードという選択肢も視野に入れているようだ。
そして、カーメロの気持ちはニューヨークにあるが、すぐに優勝できるチャンスを望んでいると、同選手に近い情報筋が話していたとのこと。またリーグでは、ジャクソン球団社長が本当にカーメロとの再契約を望んでいるのかを疑問視する声も上がっているという。
カーメロは、来季2300万ドル(約23億5000万円)のプレーヤーオプションを行使せず、7月にFAになる見通し。ジャクソン球団社長は、カーメロにFAになるのをあと1年待ってもらい、来オフに再契約を結ぶことを望んでいるという。