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サンアントニオ・スパーズ対マイアミ・ヒートのNBAファイナル(7回戦制)が、海外からも大きな注目を集めている。
現地12日に行なわれたファイナル第4戦の1時間前、サッカーW杯について話すヒートのスーパースター、レブロン・ジェイムスの周りには、興奮気味にうなずく開催国ブラジル出身の記者が数人。またレブロンの言葉の一字一句を記録する中国人の記者、他にもフランスやイタリア、フィリピン、ドイツなど様々な国からのレポーターの姿が見られた。
中国大手スポーツウェアブランド「PEAK」のバスケットボールシューズを履いているシェーン・バティエーは「世界は日ごとに小さくなっていっているね」とNBA人気の広がりを実感している。
リーグでは、前コミッショナーのデイビッド・スターン氏の時代からNBAのグローバル化に力を入れてきた。今年のヒート対スパーズのシリーズは、実に47の言語で215の国と地域で生中継されており、公式フェイスブックとツイッターを通じ、まさに世界中のファンからの関心を集めている。
スパーズは、リーグきっての多国籍軍で9名の外国人選手が在籍。ヒートは、レブロンとドウェイン・ウェイドのスーパースターを擁していることに加え、エリック・スポールストラHCがフィリピン系アメリカ人ということもあり、海外に多くのサポーターを抱えている。
スパーズのスターのティム・ダンカンは「今ではどこで試合があろうが、常にテレビで放送される。世界中のどこへ行ってもファンがいる。NBAのファンもいれば、特定の選手が好きなファンもいる。オフには多くの選手が旅行をするが、どこへ行ってもファンに出会い、人気がいかに広がっているかを感じるんだ。NBAにとってすばらしいことだね」と語った。(STATS-AP)