スパーズT.ダンカン、24日までにオプション行使を決断
2014-06-14
サンアントニオ・スパーズの大黒柱ティム・ダンカンが、来季1030万ドル（約10億5000万円）のプレーヤーオプションを行使するか否かの決断を、6月24日までにチームに通知することが情報筋の話で分かった。米スポーツ専門ケーブル局『ESPN』のウェブサイトが報じた。
選手がプレーヤーオプション行使についての決断をチームに知らせる期限は、一般的にフリーエージェント（FA）市場が解禁（7月1日）する前日の6月30日。しかしダンカンの契約では、来季のプランについてチームに通知する締め切りが通常よりも早めに設定されていると、同サイトは伝えている。
期限の引き延ばしは、ダンカン側とチームが合意すれば可能となっているという。しかしチームは、今夏の移籍市場や26日に控えたドラフトの方針を適切に決めるためにも、なるべく早めに答えを知りたいとしている。
スパーズは、マイアミ・ヒートとのNBAファイナル（7回戦制）第4戦を終えて3勝1敗とし、優勝に王手。球団5度目のリーグ制覇を果たした場合、ダンカンとグレッグ・ポポビッチHCはともにリーグを去るのではないかとの憶測が飛び交っている。
しかし、同サイトが情報筋の話として伝えたところによると、スパーズは現時点で、ダンカンとポポビッチHCが来季もチームに戻ってくることを前提に動いているとのこと。両者ともに契約があと1年残っており、さらにチームの核であるトニー・パーカーとマヌ・ジノビリも2014-15シーズンまで契約があるためとしている。
ダンカンは、ファイナル第1戦の前の会見で、引退の時期は分からない、何が引き金となるかも分からないとコメント。今はそのことを考える暇はないとし、具体的な発言は避けている。
