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今季までオクラホマシティ・サンダーでプレーしていたベテランガード、デレック・フィッシャー(39)が、ニューヨーク・ニックスの監督に就任することで合意したと複数のメディアが現地9日に報じた。2500万ドル(約25億6000万円)の5年契約になる見通し。
各メディアが情報筋の話として報じたところによると、フィッシャーは契約内容でニックスと合意。現在は、最終的な詰めの段階だという。チームは報道について認めていないが、10日に“重大発表”を予定していると述べた。
現ニックス球団社長であるフィル・ジャクソン氏の下、ロサンゼルス・レイカーズで5度のリーグ優勝に貢献したフィッシャー。来季からのHC就任を受け、オクラホマシティ・サンダーで18シーズンのキャリアに幕を閉じることとなった。
今夏に完全フリーエージェントになるはずだったフィッシャーは、2013-14シーズンが現役最後のシーズンになるとうわさされていた。本人も、現役続投が可能ながら去就について態度を保留。シーズン最後のインタビューでは「コーチングによって、人の人生にプラスの影響を与えることができる」と指揮官への転身に前向きと見られる発言をしていた。
ニックスは、マイク・ウッドソン前HCの後任としてスティーブ・カー氏(ウォリアーズ新HC)を狙っていたが、招聘に失敗。ジャクソン氏の次のターゲットはフィッシャーだとされていた。実際、フィッシャーが新HCの有力候補だと公言したことで、ニックスはタンパリング(事前交渉)禁止のルールに抵触したとして、リーグから前週に2万5000ドル(約260万円)の罰金処分を受けている。(STATS-AP)