D.スターリング氏、いまだクリッパーズ売却に署名せず
2014-06-08
人種差別的発言でリーグから永久追放と250万ドル（約2億6000万円）の罰金処分を科されたロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング氏が、米マイクロソフトのスティーブ・バルマー前最高経営責任者（CEO）への球団売却にいまだ署名をしていないことが関係者の話で分かった。
関係者によると、スターリング氏は、現地4日にクリッパーズ売却に同意。NBAを相手取った10億ドル（約1025億円）の訴訟の取り下げも約束し、“リーグとの相違はすべて解決された”と見ていたという。
ところが、リーグは処罰について譲歩しない姿勢を示しており、そのことを仲介者から聞いたスターリング氏は態度を一転。訴訟を撤回しないことを検討しているという。
黒人への人種差別的発言をしたとされる音声テープが公となりリーグから厳罰を受けたスターリング氏は、妻のシェリーさんに球団売却の交渉権を譲渡。リーグ史上最高額となる20億ドル（約2051億円）でバルマー氏と合意に至っていた。球団の売買にはリーグ理事会の承認が必要となる。（STATS-AP）
