過酷な暑さの中、白星スタートのスパーズ「どんな状況も覚悟」
2014-06-07
サンアントニオ・スパーズは、現地5日のNBAファイナル（7回戦制）第1戦でマイアミ・ヒートを110対95で下し、白星スタート。本拠地AT＆Tセンターの空調が故障し、30℃を超える暑さの中での試合となったが、スパーズの選手の多くは祖国でのプレーを思い出したという。
リーグ随一の多国籍軍のスパーズには、多くの外国人選手が在籍。彼らは、エアコンのない環境でのプレーに慣れており、フランス出身フォワードのボリス・ディーオウも、「たまに異常な暑さになるんだ。35℃くらいとかね」と振り返った。
チームには、リーグ史上最多となる7カ国からの外国人選手が9名在籍している。また、数少ないアメリカ人選手の一人、ダニー・グリーンでさえも、キャリア序盤は海外でプレー。スパーズ全員が、第1戦以上の暑さの中での試合を経験していると語っており、ヒートの選手よりも、より熱にうまく対処することができたようだ。
チームは5日、本拠地アリーナの空調設備は正常に稼働していると発表。しかし、ヒートに敗れた昨季NBAファイナルの雪辱に燃えるスパーズは、もし第1戦と同じ環境下だったとしても耐え抜く覚悟はあるとしている。グリーンは、「チャンピオンになるのは生半可なことではない。簡単に手に入れることはできないんだ」と、どんな状況でも戦い抜く決意を見せた。（STATS-AP）
