NBAファイナル開幕！ スパーズ、レブロンを失ったヒートに快勝
NBA2013-14シーズンのファイナルが現地5日開幕。史上4チーム目となる3連覇を目指すマイアミ・ヒートを本拠地で迎え撃ったサンアントニオ・スパーズが110対95で快勝した。
試合は、アリーナの空調が故障するという異常な状況でティップオフ。序盤は地元のスパーズがややリードする展開で、54対49で前半を折り返す。
しかし、第3Qにヒートのプレッシャーディフェンスがスパーズに襲い掛かり、スパーズのターンオーバーを誘発する。ヒートはこのクォーターだけでスパーズに8個ものターンオーバーを強い、盛んなファーストブレイクで逆転に成功した。
第4Qに入ってもヒートのペースかと思われたが、残り7分半にエースのレブロン・ジェイムスがふくらはぎを痛めたようでベンチに下がると、ここからスパーズが猛追。ここまで2得点だったダニエル・グリーンが連続スリーポイントを決めて逆転すると、グリーンは速攻からのダンクも決めてヒートを突き放した。
ヒートは残り4分半でレブロンをコートに戻し、レブロンもすぐさまレイアップを決めて意地を見せたが、このプレー後に足を床に突くこともできない状態になって再びベンチへ。その後、レブロンは試合に戻ることはなく、エースを欠いたヒートに対してスパーズが猛攻を展開。終盤はスパーズが尽く長距離砲を沈め、15点もの大差をつけてスパーズが初戦に勝利した。
スパーズはティム・ダンカンが21得点、10リバウンド。トニー・パーカーが19得点、マヌ・ジノビリが16得点を記録。フィールドゴール成功率は58.8％、スリーポイントは25本中13本を成功させた。一方のヒートはレブロンが25得点、ドウェイン・ウェイドが19得点を挙げたが、勝負どころでエースを欠いたことが全てだった。(STATS-AP)
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