スパーズが昨季ファイナルの雪辱に意欲
2014-06-05
2年連続で同じ組み合わせとなったサンアントニオ・スパーズ対マイアミ・ヒートのNBAファイナル（7回戦制）が、現地5日からサンアントニオ・スパーズのホームで始まる。昨季惜しくも優勝を逃した西の王者スパーズは、雪辱に意欲を燃やしている。
昨季NBAファイナル第6戦で球団史上5度目の優勝を目前としながら、レイ・アレンに延長戦に持ち込む劇的なスリーポイントシュートを決められ、第7戦ではレブロンに優勝を引き寄せるジャンプシュートを許して涙をのんだスパーズ。敗戦の悔しさを忘れられずにいる選手たちは、ヒートとの再戦を望んでいた。
昨季ヒートに敗れるまで、NBAファイナル出場4回のうち全てリーグ優勝、そのうち3回でファイナルMVPに選ばれた大黒柱のティム・ダンカンもリベンジを心待ちにしている。
ダンカンは昨季NBAファイナル第6戦、アレンのシュートの直前にスパーズがリバウンドを確保できなかった場面でコートに立っていなかった。第7戦では、2点ビハインドの試合終了間際にゴール正面からのシュートを外している。
昨季の負け方を忘れられないというダンカンは「今でも覚えているよ。記憶力がとてもいいほうだが、自分のミスや負けた試合については特に覚えている。記憶にとどめて、失敗から学び、次に生かすんだ」とコメント。「昨季ファイナルでの負けは、常に頭の片隅にある。関係あるものを見るたびに、あの記憶が読みがえるよ」と語った。（STATS-AP）
