自身4度目のタイトル狙うヒートD.ウェイド、膝の状態「良好」
2014-06-04
マイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイドが、現地5日に幕を開ける3連覇をかけたサンアントニオ・スパーズとのNBAファイナル（7回戦制）に向け、膝の状態は良好だと語った。
昨年のNBAファイナルでは、第7戦でユニフォームに袖を通すため、左膝にたまった水を抜く処置を受け、8時間もの集中治療を必要としたウェイド。「地獄だった」と振り返った試合では、23得点、10リバウンドと意地のプレーを見せ、自身3度目の優勝トロフィーを掲げた。
今年は昨年と違い、治療を要するケガは一つもない。2013-14レギュラーシーズンは、膝を万全な状態に保つためにプレー時間を制限。そのため28試合を欠場することとなったが、プレーオフでは平均18.7得点、フィールドゴール（FG）成功率52％をマークし、12勝3敗に貢献している。32歳で通算866試合出場を数えるウェイドは、あちこちに痛みを抱えてはいるものの、ファイナルに向け膝の状態は「良好だ」と自信を見せており、さらなる活躍が期待される。
NBAではリーグ制覇4回、かつファイナルでMVPを受賞した経験を持つ選手は、過去に7人のみ。もしウェイドが今年優勝を果たせば、カリーム・アブドゥル＝ジャバー、ジョン・ハブリチェック、マジック・ジョンソン、シャキール・オニール、コービー・ブライアント（レイカーズ）、マイケル・ジョーダン、ティム・ダンカン（スパーズ）に続く史上8人目の選手としてリーグ偉人の仲間入りを果たす。
ウェイドは「自分たちが成し遂げていることを、さらに積み重ねていくためにプレーをするだけ」とコメント。「自分たちが置かれているこのすばらしい状況、瞬間を楽しみ続けたい」と自身4度目のチャレンジに向け意欲をみせた。（STATS-AP）
