スパーズが地元でサンダーに圧勝 連敗止め2年連続のファイナルに王手
現地29日に行われたオクラホマシティ・サンダーとサンアントニオ・スパーズによるウェスタン・カンファレンス決勝（7回戦制）第5戦は、ベテラン勢が奮起した第1シードのスパーズが117対89で圧勝。シリーズ対戦成績を3勝2敗し、2年連続のNBAファイナル進出に王手をかけた。
敵地で2連敗を喫しホームに戻ってきたスパーズは、スリーポイントシュートが大当たりし、パティ・ミルズとダニー・グリーンの長距離砲で32対32の同点に追い付いて第1Qを終了。65対55のリードで迎えた後半は、マヌ・ジノビリのこの日3本目のスリーポイントシュートで第3Q残り3分に87対70とリードを拡大すると、第4Qは大半の時間帯で主力を温存する余裕を見せて大勝した。
スパーズではティム・ダンカンが22得点12リバウンド、ジノビリが19得点の活躍。カウィ・レナードとグリーンがともに14得点、ボリス・ディーオウが13得点、トニー・パーカーが12得点をマークした。この日は、サンダーのインサイドの守護神であるサージ・イバカをアウトサイドに誘い出すため、ティアゴ・スプリッターに代わってスリーポイントシュートが得意なマット・ボーナーが先発に起用されたが、その狙いが見事にハマった。
ジノビリは「より激しく、よりシャープに、そしてより賢くプレーをした」とコメント。「プレーをしていても楽しい試合だったし、見ていても楽しい試合だった。そういう試合ができると、話は全く別なものになる」と勝利を喜んだ。
敗れたサンダーは、ケビン・デュラントが25得点をマーク。第4戦で40得点10アシストと爆発したラッセル・ウェストブルックは21得点どまりだった。イバカは6得点、2リバウンドと不発だった。サンダーのスコット・ブルックスHCは「気を取り直して、いい状態で次の試合に臨めるようにする」と、次戦での逆王手に意欲を示している。
第6戦は6月1日、サンダーの本拠地で行われる。（STATS-AP）
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