元マイクロソフト社CEOのS.バルマー氏、クリッパーズを20億ドルで買収合意
2014-05-30
ロサンゼルス・クリッパーズオーナーのドナルド・スターリング氏の妻、シェリーさんが現地29日、元マイクロソフト社最高経営責任者（CEO）のスティーブ・バルマー氏に20億ドル（約2035億円）で球団を売却することで合意したことが分かった。
スターリング氏が人種差別発言でリーグを永久追放されたことを受け、シェリーさんは球団の売却交渉を進めていたが、交渉に詳しい関係者がこの日、両者は拘束力のある契約を結んだと話した。なお、売却には球団株式の50％を保有するスターリング氏と、リーグの承認が必要となる。
クリッパーズ買収には、米運用大手グッゲンハイム・パートナーズや元NBAオールスターのグラント・ヒルをメンバーとする投資家グループも入札をしていたが、バルマー氏が競り勝った。
ただし、スターリング氏は今回の交渉に関与しておらず、売却を認めるかはまだ不透明。スターリング氏の弁護士は「スターリング氏にチームを売る気はない。それが彼の立ち位置だ」とコメントしている。
スターリング氏は、1981年に約1200万ドルでクリッパーズを買収した。（STATS-AP）
