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2勝2敗のウェスタン決勝第5戦、両チームがシリーズ王手に意欲
2014-05-29

 サンアントニオ・スパーズの2連勝で幕を開けたウェスタン・カンファレンス決勝(7回戦制)は、左ふくらはぎの故障からサージ・イバカが奇跡的な復活を遂げたことで、自信とエネルギーを取り戻したオクラホマシティ・サンダーが第3戦、第4戦を勝利。シリーズ2勝2敗のイーブンで、29日の第5戦を迎えることになった。

 スパーズは、2012年のサンダーとのカンファレンス決勝でも2勝0敗から追い付かれ、その後4連敗を喫し、NBAファイナル進出を逃したという苦い経験を持つ。第4戦はサンダーに圧勝を許しており、当時の悪夢が再び繰り返される可能性もある。敵地での第6戦を2勝3敗と崖っぷちの状態で迎えないためにも、第5戦は絶対に負けられない。

 大黒柱のティム・ダンカンは「過去のことを思い出すことが何かの助けになることもある。だが我々はとにかく、コートで自分たちのプレーを遂行しなくてはならない」と第5戦にかける意気込みを語った。

 スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは、戦術を実行するには勝利への決意と姿勢、根性、アグレッシブさや、いやらしさなどが欠かせないと説明。また「運動能力ではサンダーにかなわないので、賢くプレーし、数少ないチャンスをうまく利用したい」と語った。

 一方、サンダーのケビン・デュラントは、浮き足立つ様子もなく、2012年カンファレンス決勝での勝利は過去のことだとし「僕たちは今のことだけを考えるべきだ」とコメント。「このチーム(スパーズ)はよく指導された、すばらしい集団なんだから。僕らはもっと成長して、一つ一つのプレーに集中し、エネルギーを注入することを心配しないといけない」と語った。(STATS-AP)

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