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現地28日にインディアナポリスで行われたマイアミ・ヒート対インディアナ・ペイサーズのイースタン・カンファレンス決勝(7回戦制)第5戦は、ポール・ジョージが後半に31得点を挙げて37得点と奮起し、ペイサーズが93対90で辛くも勝利。シリーズ2勝3敗とし、マイアミで行われる30日の第6戦に望みを繋いだ。
後がないペイサーズは、41対50とビハインドの第3Q中盤からジョージのレイアップシュートをきっかけに11対0の反撃を開始。52対50と第2Q序盤以来のリードを奪った。
勢いに乗るジョージは、第3Q終了時にスリーポイントシュートのブザービーターを決め、これで64対57。さらにジョージは、第4Q中盤に立て続けにシュートに成功。77対66とリードを2桁台に乗せ、ペイサーズが試合を支配したかに見えた。
それでもヒートは、ファウルトラブルでベンチに下がっていたレブロン・ジェイムスがコートに戻ると、一気に流れをたぐり寄せ9点を連取。77対75と2点差に迫り、レブロンのこの試合唯一のスリーポイントシュートで、残り3分51秒についに81対81の同点に追い付いた。
ホームで意地を見せるペイサーズは、デイビッド・ウェストとジョージの得点で、85対81とリードを手にする。ヒートも食い下がり、ボッシュとラシャード・ルイスのスリーポイントシュートで2度、1点差に迫ったが、残り13秒にウェストがフリースロー2本中1本を成功し、ペイサーズが92対90。残り4.9秒にボッシュが決まれば勝ち越しのスリーを外し、ペイサーズが逃げきった。
終盤の大事な場面でビッグショットを何発も決め、チームを勝利に導いたジョージは「とにかく必死でプレーをした。チームは追い詰められた状態。この試合に負けたら家に帰ることになる。みんなそういう思いがあったのだろう」とコメント。「(マイアミでは)全く別のゲームになる。でも、そのチャレンジに立ち向かわなくてはならない。楽しい対戦になるだろう」と第6戦に向けた意気込みを語った。
ヒートは、レブロンが序盤からファウルトラブルに陥り、出場時間23分間、わずか7得点という内容。それでも、最後まで勝負の行方が分からないエキサイティングな試合を展開したが、ボッシュがスリーを外し万事休す。ボッシュはチーム最多の20得点、ルイスとドウェイン・ウェイドがともに18得点をマークした。(STATS-AP)
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