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黒人に対する人種差別発言でリーグから永久追放されたロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング氏が、球団売却の交渉を委任することで別居中の妻のシェリーさんと合意したことが、関係者の話で分かった。
両者はこの数週間、話し合いを行っていたという。情報筋は「ドナルド・スターリング氏は球団を去り、新たなオーナーを迎えることになる」とコメントした。現地23日の時点で、シェリーさんとその弁護士からのコメントはない。シェリーさん側は数週間前から、NBAの弁護士と交渉を行っている。
先月、スターリング氏が黒人への人種差別発言をしていたことが発覚。リーグの選手の大半は黒人選手が占めており、この問題を重く見たNBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、同氏に対し永久追放処分と250万ドル(約2億5000万円)の罰金処分を科した。
リーグは、6月3日に聴聞会を設定。他の29球団のオーナーの4分の3以上の賛同が得られれば、スターリング氏、及びシェリーさんのオーナー権を解除できる。情報筋は「彼女(シェリーさん)にNBAを訴える意思はない」と話しているという。(STATS-AP)