NBAが人種差別発言D.スターリング氏を告発、6月3日に聴聞会
2014-05-20
NBAは現地19日、人種差別発言でリーグとNBAの球団に損害を与えたとして、ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーのドナルド・スターリング氏を告発し、6月3日に聴聞会を開くことを発表した。他の29球団のオーナーによる投票で4分の3以上の同意が得られれば、強制的に球団を売却させることができる。
スターリング氏の問題発言が録音されたテープが明るみとなったことを受け、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、同氏に永久追放処分と250万ドル（約2億5000万円）の罰金を科した。リーグはまた、ファンやスポンサーとの関係も悪化させたと、スターリング氏を糾弾している。
スターリング氏は告発に対し、27日まで返答することができる。また、聴聞会に出席する権利と、そこで自身の主張を述べる権利が与えられている。
スポーツ専門雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』のウェブサイトが確認した関係者からの情報によると、スターリング氏の弁護士は、3カ月の先延ばしを求めたが、リーグはそれに応じない意向だという。（STATS-AP）
