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現地18日、イースタン・カンファレンス第1シードのインディアナ・ペイサーズと第2シードのマイアミ・ヒートが、ペイサーズ本拠地バンカーズ・ライフ・フィールドハウスでカンファレンス決勝(7回戦制)の第1戦を行う。
世界最強のプレーヤーとも称されるレブロン・ジェイムスと、次世代のスーパスター、ポール・ジョージの直接対決の可能性や、ヒートのシューターとペイサーズの屈強なインサイドプレーヤーのバトルなど、見どころ満載のこのカード。プレーオフでの顔合わせはこれで3シーズン連続で、過去2シーズンはペイサーズが予想以上の奮起を見せたが、いずれもヒートが勝利している。昨季カンファレンス決勝で第7戦まで王者を苦しめた若いチャレンジャーが、ヒートの3連覇への道を閉ざすことができるかに注目だ。
ヒートは、1回戦でシャーロット・ボブキャッツを4連勝のスイープ。カンファレンス準決勝ではブルックリン・ネッツを4勝1敗で下すなど、順調に駒を進めており、優勢との見方が多い。一方、シーズン後半からの不調を引きずったままプレーオフに突入したペイサーズは、アトランタ・ホークスとの1回戦で4勝3敗、ワシントン・ウィザーズとのカンファレンス準決勝では4勝2敗。つまずきながらも何とか第1シードの面目を保って、勝ち上がってきた。
ペイサーズのランス・スティーブンソンは「自分たちはチャレンジャーでいることが好きなんだ」とコメント。「周りが俺たちについて批判すれば、チームは一致団結し、さらにハードにプレーする。俺たちを一層強くするだけだ」と、マイナスはプラスに変えると意気込んでいる。最近では、ロイ・ヒバートも大スランプから脱出。ただし、ペイサーズが今シリーズを勝利するためには、ヒバートが毎試合、良いプレーをする必要がある。
ヒートの勝利のカギを握るのは、ドウェイン・ウェイドだ。チームは、シーズンを通じて膝に慢性的な故障を抱える同選手のプレー時間を注意深く管理し、プレーオフに備えてきた。これが効を奏し、ウェイドはここまでの9試合全てに出場。平均17.9得点、4.0アシスト、フィールドゴール(FG)成功率50%で勝利に貢献している。ウェイドがこの好調を維持できれば、ペイサーズにとって厄介なことになるだろう。(STATS-AP)