クリッパーズ、オーナーD.スターリング氏の迅速な排除求める
2014-05-17
オーナーのドナルド・スターリング氏の人種差別発言がリーグを越えた大問題に発展する中、プレーオフを戦い続けたロサンゼルス・クリッパーズは、現地15日に行われたウェスタン・カンファレンス準決勝（7回戦制）第6戦でオクラホマシティ・サンダーに98対104で敗れ、今シーズンを終えた。オフに突入した選手たちは、スターリング氏のいない球団の未来が1日も早く訪れることを期待している。
人種差別発言により永久追放と罰金処分を科されたスターリング氏だが、法廷で争う構えを見せており、簡単にはオーナーの座を退かない可能性が高まっている。
オールスターフォワードのブレイク・グリフィンは、16日にインタビューに応じ「この問題を抱えた状態で来季のスタートを迎えることは、チームにとって理想的ではない」とオーナーの早急な退陣を求めた。
クリッパーズの選手の中には、スターリング氏と別居中の妻シェリーさんがオーナー権の剥奪を法的に遅らせるようなことがあれば、来季にチームに戻ってくるか分からないとする者もいる。
グリフィンは「この問題が長引けば長引くほど、事態は悪化するというのが個人的な意見。何かが迅速に起こるべきだ。この問題をずるずると引きずりたいと思っている人は、例の1〜2人を除いていない。早く解決してほしい。我々は決断を下すことができるし、彼らも決心することができる」と語った。（STATS-AP)
