キャブスがM.ブラウンHCを解雇、2010年に続き2度目
クリーブランド・キャバリアーズは現地12日、マイク・ブラウンHCを就任からわずか1シーズンで解雇した。チームがブラウンHCを解雇するのは、2010年に続き2度目。
キャブスをNBAファイナルに導いた唯一の監督であるブラウンHCを解雇したことを悔んでいたオーナーのダン・ギルバート氏は、昨年4月に同HCを再雇用。チームは2013-14シーズン、33勝49敗として前シーズンと比べて勝ち星を上乗せし、ブラウンHCのシステムで守備面でも向上。しかし、またもプレーオフ進出を逃したことで、ギルバート氏は新たな変化が必要との結論に達した。
ギルバート氏は同日、声明を発表し「これは非常に厳しいビジネス。解雇という難しい決断を下す必要があったことに対して、我々全員が胸を痛めている」とコメント。「マイクはこのシーズン、チームを正しい方向に導くために必死で取り組んだ。過去数シーズンよりもわずかに成績は向上したが、我々は別な方向に進む必要があると考える。マイクと彼の家族の幸せを祈っている」と述べた。
ブラウン氏は、最初の在任期間に272勝138敗の成績をマーク。2007年にはスーパースターのレブロン・ジェイムス（現マイアミ・ヒート）とともに、球団史上初めてNBAファイナルに進出。毎シーズン優勝候補に名前が挙がるチームを作り上げた。
なおギルバート氏は、2月6日から暫定でGMを務めていたデイビッド・グリフィン氏が正式なGMに昇格したと発表。ブラウンHCの後任探しの指揮は、グリフィン氏がとることとなる。
グリフィン氏は、ニューヨーク・ニックスの新HCの最有力候補とみられるスティーブ・カー氏ともつながりがあり、マイク・ダントーニ氏やアルビン・ジェントリー氏ら、元NBA監督とも仕事をした経験がある。（STATS-AP）
