人種差別的発言でリーグ追放のスターリング氏が謝罪 「私は差別主義者ではない」
2014-05-12
人種差別的発言により、リーグからの永久追放と250万ドル（約2億6000万円）の罰金処分を受けたロサンゼルス・クリッパーズの前オーナー、ドナルド・スターリング氏は現地11日、処分後初めて公の場でコメントし、謝罪の意を述べた。
スターリング氏は前月、ガールフレンドに対して黒人差別的な発言をした音声がメディアに流出し、全米を騒がす大きな騒ぎとなると、リーグからの追放という重い処分を受けた。
同氏は11日、12日放送予定の『CNN』のインタビューに対し「私は人種差別主義者ではない。酷い過ちを犯してしまい、謝罪するためにこの場にいる」と、謝罪と弁明を行った。
スターリング氏は一方で、自らが長年NBAの発展に貢献したきたと述べ「私は自分のリーグやパートナーたちを愛している。私は1つの過ちも許されないのだろうか。酷い過ちだったし、もう二度と犯さないつもりだ」と、一度の過ちで二度とチャンスを与えてもらえないのかと抗議もしている。
このインタビューは、スターリング氏が処分を受けてから約2週間の時を経て行なわれた。同氏は公でのコメントがこのタイミングになったことについて「感情的に取り乱していたため」と説明。「私にとって非常に困難だった理由は、自分が間違っていたということだ。どの様に訂正すべきかわからない」と語っている。（STATS-AP）
