クリッパーズがウォリアーズ撃破、カンファレンス準決勝へ
ウェスタン・カンファレンス第3シードのロサンゼルス・クリッパーズは現地3日、大接戦の末、第6シードのゴールデンステイト・ウォリアーズを126対121で破り、対戦成績4勝3敗でプレーオフ1回戦（7回戦制）突破を決めた。
ホームで迎える初の第7戦、クリッパーズは主導権を奪えず、後半はリードが何度も入れ替わる一進一退の展開となった。しかし、試合終了間際にようやく“ロブ・シティ（Lob City）”の愛称にふさわしいオフェンスがさく裂。
グリフィンが強引にレイアップシュートを決め、第4Q残り2分10秒に勝ち越すと、デアンドレ・ジョーダンがステファン・カリーのレイアップシュートをブロックし、グリフィンの豪快なスラムダンクをお膳立て。ジョーダンもスラムダンクで魅せると、グリフィンがドライビングレイアップシュートで続き、残り56秒に116対111とリードを広げた。
ウォリアーズも引き下がらず、カリーのフリースロー3本とドレイモンド・グリーンのスリーポイントシュートで残り13秒に2点差に迫ったが、クリッパーズはJJ・レディックがフリースロー2本を確実に決め勝負あり。勝利を確信したドック・リバースHCは、試合終了のブザーが鳴る前にファンやチームスタッフをハイタッチを交わし、喜びを分かち合った。
グリフィンが24得点、クリス・ポールが22得点、14アシストでけん引。シックスマンのジャマール・クロフォードは22得点、ジョーダンは15得点、18リバウンドで勝利に貢献。オーナーのドナルド・スターリング氏が人種差別的発言をしたことが明るみとなり、リーグから永久追放処分を下されるなど、この2週間は球団にとって厳しいものとなったが、その困難を乗り越えて過去38年間で3度目のシリーズ勝利を果たした。
5日にオクラホマシティで初戦を迎えるカンファレンス準決勝では、同日にメンフィス・グリズリーズを下し1回戦を突破した第2シードのオクラホマシティ・サンダーと対戦する。
ウォリアーズは、カリーが33得点、9アシストをマークしたが、終盤のリードを守れず涙をのんだ。グリーンが24得点をマーク。“スプラッシュブラザーズ”を組むクレイ・トンプソンは第4Qにショットが決まらず、わずか15得点に終わった。（STATS-AP）
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