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ロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング氏が人種差別発言をしたとされる問題で、チームのスポンサー企業の契約解除が相次いでいることが分かった。
スターリング氏とされる人物が、恋人との会話の中で人種差別発言をした音声が米芸能サイト『TMZ』で明るみになったことを受け、米メルセデス・ベンツは現地28日、スポンサー撤退を発表。中古車ディーラーのカーマックス社、格安航空会社ヴァージン・アメリカ、カジノ経営のチュマッシュ・カジノ・リゾートもスポンサー契約を解除。
米起亜自動車やエネルギー飲料メーカーのレッドブル社など3社は、コマーシャルやスポンサー活動の一時停止、また保険相互会社ステートファームは“チームとの関わりを休止する”と述べた。
なおリーグでは、新NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏が現地29日にニューヨークで会見を開き、スターリング氏の発言に関するリーグの調査結果や同氏への制裁を発表する予定。クリッパーズのドック・リバースHCは、今回のスキャンダルに対し、リーグから“強烈なメッセージ”が発信されることを信じていると述べた。
選手たちの多くは、スターリング氏のリーグ追放を望んでおり、ロサンゼルス・レイカーズのスター、コービー・ブライアントはツイッターで「クリッパーズのオーナーとして居座るべきではない」と同氏を痛烈に非難した。(STATS-AP)