Not Found
NBAでは現地26日、ウェスタン・カンファレンスのプレーオフ1回戦の2試合が行われる。以下はそのプレービュー。
【ウェスタン・カンファレンス】
■オクラホマシティ・サンダー(第2シード)対メンフィス・グリズリーズ(第7シード)
サンダーは、グリズリーズ本拠地での第3戦を延長戦の末に落とし、シリーズ対戦成績1勝2敗とした。引き続き敵地で迎える第4戦に敗れると、2010年以来の1回戦敗退の瀬戸際に立たされることとなる。
主砲のケビン・デュラントと相棒のラッセル・ウェストブルックは、第3戦で各30得点をマークしたが、2選手合わせてのフィールドゴール(FG)成功は53本中わずか19本。スリーポイントシュートの精度はさらに悪く、21本のうち成功は4本にとどまった。チームのFG試投数87本のうち、大半が2選手によるものだった。
デュラントは、25日の練習後のインタビューで「シュートは決まらなかったが、アグレッシブにプレーできたことは良かったと思っている。ただ、もう少しパスを多くしたり、シュートを決めるなど、プレーを向上させる必要はある」とコメント。「自分に自信を持ち続けることが大事」と意気込みを語った。
一方、ペイントエリア内の守備を固め、2試合連続で被FG成功率を40%以下に抑えたグリズリーズは、昨年のカンファレンス準決勝でサンダーを下したときと同じ、シリーズ2勝1敗と優位に立った。
サンダーとの過去6度のプレーオフ対戦成績は6戦4勝、ホームでは4連勝としたが、マイク・コンリーは「簡単に勝てる相手ではないことは承知だ。彼らは、何としてでもこのシリーズを取りにくるだろう」とし、第4戦は今季2番目に大事な試合になるだろうと語った。
■サンアントニオ・スパーズ(第1シード)対ダラス・マーベリックス(第8シード)
マブスは、相性の悪いスパーズから敵地で大きな勝利を挙げ、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。勝利の立役者となったのは今季古巣に戻ってきた、デビン・ハリスだ。
2004年ドラフト5位指名でマブス入りしたハリスは、3回のトレードと足のつま先の手術による今季41試合の欠場を経て、2006年のプレーオフ同様にチームの原動力として活躍している。今シリーズの得点は、ダーク・ノビツキーを上回りチームトップ。トニー・パーカーに対抗できるスピードを生かし、相手チームをかき乱している。
8年前のプレーオフでは、スパーズを第7戦でアップセットし、マブスは最終的にチーム初のNBAファイナル出場を果たした。31歳になったハリスは「ここに戻ってきたかったのは、こういう場面やシチュエーションでプレーをするためなんだ」とコメント。「完璧だよ」と地元での第3戦を前に意欲をみせた。
スパーズは、パーカーの第2戦でのフィールドゴール(FG)試投数がわずか10本と、その少なさが気になるところだ。
パーカー本人は、グレッグ・ポポビッチHCもそのことに気が付いているとコメント。「自分としては好調だったが、チームメートをオフェンスに巻き込みたかったんだ」とし「ポップ(ポポビッチHC)には、シュートを25本打つ必要があり、それがチームから与えられたチャンスであれば、25回打たなくてはならないと言われた」と第3戦に向けた修正点を語った。